#019 RENOVATION / N HOUSE
2024.06
RENOVATION
もともとは理髪店だった物件を住居へとリノベーション。
長屋特有の間口が狭い住宅による横揺れを軽減させるため、壁面や什器には構造用合板を中心に使用し、それが特徴的な意匠にもなっている。施主は高岡銅器の伝統産業である着色職人さんで、彼が作る真鍮着色板を建築にも取り入れることで、空間にアクセントを作ることができた。
また、長屋は空間が暗くなりがちなため、ダイニングキッチン上部に吹き抜けを作り、もともとあった窓に内窓を設け採光している。開放感のある吹き抜けだが、暖気は上昇するため冬は寒くなる。そのため断熱材を全体に入れ、サーキュレーターで空気を混ぜることでそれを解消している。
白壁と木の風合いの中で、真鍮着色板が存在感を放つ個性的な空間になった。
Area : 163.4㎡
Design : GO
Carpenter : 江嵜倫史(GO),麻嵩(GO),栗原稜(GO)
Sheet metal forming: biegu(GO)
Paint : 河森翔也(K’s paint)
Photo : 竹田泰子
完成年月:2024年3月